検体や組織を調べる常勤の病理医が4月から不在となる予定の浜田医療センター(浜田市浅井町)で、後継医師の確保にめどが立ったことが22日分かった。引き続き、島根県西部で唯一の「地域がん診療連携拠点病院」の指定要件を満たすことになり、地域でのがん治療を支える。
[関連]常勤の病理医、24年度から不在の見通し がん拠点病院の浜田医療センター
病理医は検査や手術で採取した患者の組織や細胞を顕微鏡で観察し、腫瘍が良性か悪性かどうかや、がんの進行状況などを詳しく調べて確定診断する。患者が全国のどこにいても質の高いがん医療が受けられるよう国が指定する「地域拠点病院」は、病理診断に携わる専門的な知識や技能を持つ専従の常勤医を1人以上配置することが、指定要件の一つになっている。
センターでは...