隠岐航路の超高速船とフェリーを運航する隠岐汽船(島根県隠岐の島町中町)の2021年3月期決算は、営業収入が前期比23・5%減の21億2576万円、純利益は81・4%減の2946万円だった。新型コロナウイルスによる利用減が響いた。
4~7月を中心に減便を実施した影響もあり、乗船客数は24万1926人で、42・3%減少した。旅客運賃収入も42・3%減の6億6517万円に落ち込んだ。自動車航送台数は4万1520台(前期比6・9%減)で、同運賃収入は11億3056万円(同3・1%減)だった。
運航経費など営業費用が前期比12・1%減の24億2209万円。営業外収入として超高速船の指定管理料2億887万円を計上し、経常利益は同74・7%減の5265万円となった。
決算は27日開催の株主総会に諮る。
(森山郷雄)