漫画家・鳥山明さんの訃報が伝わった8日、砂漠の世界を舞台にした鳥山さん原作の映画「SAND LAND(サンドランド)」で、応援企画を展開した鳥取県内の関係者にも悲しみが広がった。
映画は昨年夏に公開された。砂漠を連想させる鳥取砂丘がある鳥取県もPRで連携。鳥取砂丘砂の美術館(鳥取市福部町湯山)では主人公の砂像を制作し、公開に合わせて展示した。
「鳥山先生の作品と接点を持てて光栄だった」と振り返るのは下沢武志館長(45)。「Dr.スランプ アラレちゃん」「ドラゴンボール」など、鳥山作品に夢中になった世代に当たり、接点を持ててから程なくしての訃報に「非常に残念」と肩を落とした。
平井伸治知事も死を悼み「『SAND LAND』の物語を鳥取砂丘から守り育てて参ります」とコメントした。
(福間崇広)
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