認知症のアルツハイマー病新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」の患者への投与を、鳥取大医学部付属病院(米子市西町)が2月末に始めた。同病院によると、山陰両県の医療機関では初めて。認知症の原因物質の蓄積状況を検査する機器や体制を充実させ、本格的な治療へ取り組む。
(佐貫公哉)
レカネマブの投与は、病気の原因物質である「アミロイドベータ」を除去することで、進行を抑えることが狙い。軽度の認知症とその前段階である軽度認知障害(MCI)の人が対象となる。
同病院によると、投与を受けたのは50代女性で、脳脊髄液検査で軽度の認知症と診断された。...
認知症新薬「レカネマブ」投与開始 鳥取大医学部付属病院、山陰両県で初
残り558文字(全文:841文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる