小泉八雲が書いた手紙に見入る来場客=松江市奥谷町、小泉八雲記念館
小泉八雲が書いた手紙に見入る来場客=松江市奥谷町、小泉八雲記念館

 松江市ゆかりの文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が同市で過ごした日々を貴重な資料や写真でたどる企画展「神々の国の首都に住まふ443日」が27日、松江市奥谷町の小泉八雲記念館で始まった。

 39歳で来日した八雲は1890年8月30日に松江市に到着し、443日間滞在。同市を「神々の国の首都」と呼び、著作「知られぬ日本の面影」(1894年)で魅力を紹介した。

 企画展では資料225点を展示し、松江での暮らしぶりを紹介。赴任先の旧制松江中学の教頭で親友の西田千太郎の日記には、二人で出雲大社へ参拝したことが記されている。教え子の一人、横木富三郎のノートからは八雲の授業の様子がうかがえ、松江市上乃木の大学講師、宮澤文雄さん(39)は「当時の英語教育のレベルの高さを感じる」と驚いていた。

 小泉凡館長は「展示を見た後は実際に町を歩き、八雲が愛した風景の面影を感じてもらいたい」と話した。

 2022年6月12日まで。入館料は大人410円、小中学生200円。年中無休。開館時間は午前8時半~午後6時半(10月~3月は午後5時まで)。

      (宍道香穂)