ハーンの生徒、横木富三郎の英語ノート
ハーンの生徒、横木富三郎の英語ノート
企画展「『神々の国の首都』に住まふ443日」のポスター
企画展「『神々の国の首都』に住まふ443日」のポスター
初展示となる富田旅館の女将の口述筆記
初展示となる富田旅館の女将の口述筆記
ハーンの生徒、横木富三郎の英語ノート 企画展「『神々の国の首都』に住まふ443日」のポスター 初展示となる富田旅館の女将の口述筆記

 明治の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が松江で過ごした443日の行動を著書や日記などを通して詳しく追う企画展「『神々の国の首都』に住まふ443日」が27日、松江市奥谷町の小泉八雲記念館で始まる。150年前のきょう、ハーンは何をしていたのかも、会員制交流サイト(SNS)で発信するなど、松江を愛した文豪の日常を多角的に探る。

 ハーンの松江での行動は、著書「知られぬ日本の面影」や、赴任先の旧制松江中学の教頭で、親友の西田千太郎の日記、書簡などから、詳しく追うことができる。

 今回初公開となるのがハーンの行動履歴を記した三つの資料。松江に到着後、最初に泊まった富田旅館での様子をまとめた文書や、桑原洋次郎著「松江に於ける八雲の私生活」の校正原稿などを展示。教え子の一人横木富三郎の単語帳や、松江を離れて熊本へ転勤する際、生徒全員に送られた見送り案内状などもある。

 会場ではハーンの具体的な行動をスマートフォンで読み取るQRコードを展示とともに表示。休日には中学の生徒と松江市内の社寺を訪れ、妻のセツとは鳥取県西部を旅行、好物はステーキやビールだったことなど、詳しい行動が分かる。

 展示とは別にSNSでもハーンの行動履歴をつぶやき、約150年前のその日、ハーンが何をしていたのかを逐一発信する。

 小泉八雲記念館コーディネーターの小泉祥子さんは「ハーンのことをより身近に感じてもらいながら価値観に触れることで、自分なりに共通点を見つけてほしい」と話している。

 企画展は2022年6月12日まで。入館料は大人410円。小中学生200円。開館時間は9月まで午前8時半~午後6時半。

  (坂上晴香)