新型コロナウイルスの感染拡大で生活の必需品となったマスクが本来の「もやせるごみ」ではなく、誤った分別で捨てられるケースが松江市内で相次いでいる。処理施設に再分別の負担が重くのしかかり、作業員は感染リスクにさらされる。市は正しい分別を呼び掛けている。
使い捨てマスクの混入が多いのは、容器包装用の「紙」「プラスチック」のごみ袋。
鼻に当たる部分にワイヤがあることからプラごみと誤認している人や、もやせるごみの指定袋より価格が安いため、わざと捨てる人がいると考えられるという。マスクだけでなく、ティッシュの混入も多い。
資源ごみを受け入れる川向リサイクルプラザ(松江市竹矢町)は、取り除いたマスクとティッシュの量が45リットル袋で1日当たり2袋分になる状況が昨年8月以降続いている。
選別する作業員はコロナの感染に神経をとがらせ、手袋を2重にしてトングなどを使いながら取り除く。混入しているのを発見するたび、コンベヤーを止めるため、時間も手間もかかる。
市はホームページや市報などを通じ、「もやせるごみ」で捨てるよう呼び掛けている。ごみ袋はしっかり縛って封をすることも求める。
川向リサイクルプラザの野津秀一場長は「感染リスクと常に隣り合わせで、不安を抱えながら選別に当たる作業員がいる実態を理解してもらい、正しい分別に協力してほしい」と話している。 (久保田康之)












