建設業の仕事や工事車両を題材にしたかるたに挑戦する児童=出雲市姫原町、中筋組
建設業の仕事や工事車両を題材にしたかるたに挑戦する児童=出雲市姫原町、中筋組

 出雲市姫原町の総合建設業、中筋組と島根大の学生が「しまねけん建設業のおしごとかるた」を作り、28日、同社でかるた大会があった。近くの四絡第2児童クラブに通う小学生が仕事や工事車両が描かれた絵札を取り合った。

 中筋組の女性社員でつくるチームが、子どもたちに建設業に興味を持ってもらおうとかるたを発案。島根大地域人材育成コースの1年生5人とともに昨年7月から取り組んだ。児童クラブの子どもたちや社員の意見を参考にしながら46種の読み札の文章とイラストを作った。

 かるた大会には1~3年生30人が参加し、班ごとに円になって熱戦を繰り広げた。かるたを通じ、建設業が道路や橋の工事に携わっていることやクレーン車、ミキサー車といった工事車両の役割を楽しみながら学んだ。四絡小2年の森山歩乃佳(ほのか)さん(8)は「知らなかったことがたくさんあり、建設業の仕事や使う車、道具が分かって良かった。かるたは面白かった」と笑顔だった。

 同社管理部の福田奈央さん(25)は「進路選択でかるたのことを思い出し、建設業を選択肢に入れてもらえればうれしい」と話した。(月森かな子)