吉川莉央部長(左)が読む絵本に見入る園児=出雲市神西沖町、出雲サンサン保育園
吉川莉央部長(左)が読む絵本に見入る園児=出雲市神西沖町、出雲サンサン保育園

 【出雲】出雲ロータリークラブ(森山宗浦会長)が創立70周年を記念し、出雲市内の幼稚園や保育園などに図書券贈呈を決めこのほど、出雲サンサン保育園(出雲市神西沖町)で絵本の読み聞かせ会を開いた。園児たちは集中して話を聞き、絵本に見入った。

 同クラブは1954年6月創設。70周年メイン事業として子どもたちの読書活動を支援しようと、市内の幼稚園、保育園、院内保育園など計87カ所に図書券を1万円ずつ贈ることにした。

 この日は、出雲西高校(同市下古志町)インターアクトクラブの2年生3人が読み手となり、気持ちを込めて読んだ。3~5歳児29人は、吉川莉央部長(17)が読み上げる「どんぐりむらのどんぐりえん」を静かに聞き、のぞき込むように本を見つめた。

 森山会長は「子どもたちが楽しんでくれた。本を読んで想像力を豊かにしてほしい」と話した。図書券は今後、市を通じて各施設に贈る。(月森かな子)