【益田】益田市美都町朝倉、ひだまりパーク美都多目的広場で3月31日、「益田柴犬まつり」があった。柴犬の飼い主ら約300人が集い、ドッグランで走る愛犬の様子に目を細めた。
美都町は柴犬のルーツ「石号」の出生地。柴犬のイベントで地域活性化を図ろうと、同市主催の「観光未来塾」塾生12人が実行委員会をつくり初めて企画した。地元や山口県萩市などから愛犬家が約30頭の柴犬を連れて参加した。
約3千平方メートルの広場には犬が自由に走り回れる800平方メートルのドッグランや特製甲冑(かっちゅう)を犬に着せて記念撮影するコーナーが設けられた。参加者は犬を撮影したり、「かわいいですね」と互いの愛犬を褒め合ったりした。サバずしやから揚げ、アユだしうどんといった飲食ブースも盛況だった。
家族や親類8人で参加した兵庫県西宮市の中学1年生、広田彩羽さん(12)は「柴犬が好きなのでとても楽しい。またイベントがあれば参加したい」とほほ笑んだ。
実行委員長を務めた同市地域おこし協力隊の柴田健治さん(39)は「犬も人も楽しめる催しを通じて柴犬のまち・益田という機運を高めたい」と話した。
(中山竜一)