地域活動に取り組む島根県立大浜田キャンパスの学生2人による発表会が30日、浜田市内であり、地元食材を使った飲料の販売や古民家の活用について発表し、今後も地域に関わる決意を語った。
地域政策学部1年の中野一天さん(19)は上級生とともに、浜田市産の柿酢や安来市産のみかんを使ったスムージーやサイダーを考案し、学園祭や地域イベントで販売した。「高齢化や後継者不足の中でも必死に作物を育てる農家の思いを伝えたかった」と、商品開発を振り返った。
同学部2年の三浦走(かける)さん(20)は、江津市都野津町の古民家を借りて交流スペースとして活用。他大の学生や自転車での旅行者が訪れており「多くの出会いが生まれた。空き家問題など地域課題に楽しく取り組める場にしたい」と語った。
発表会は県立大生の活動を学外に知ってもらおうと市が開き、住民ら15人が聴いた。