委嘱状を受け取る地域おこし協力隊＝島根県邑南町矢上、町役場
島根県邑南町の地域おこし協力隊の委嘱状交付式が１日、同町矢上の町役場であった。４人が委嘱され、農林業や教育などさまざまな分野での活躍を誓った。
委嘱されたのは農業研修や県独自品種のブドウ、神紅の栽培に取り組む「おーなんアグサポ隊」が２人。林業や木材産業振興の知識を学ぶ「おーなん木好き隊」が１人、町立学校でタブレット端末といった情報通信技術（ＩＣＴ）の活用を推進する「学校ＩＣＴ支援員」が１人。ＩＣＴ支援員は初の委嘱。
石橋良治町長が一人一人に委嘱状を手渡し「仕事と生活の両面で何でも職員に相談し、目的達成に向けて頑張っていただきたい」と激励した。任期は３年。
委嘱された松森実さん（６１）は関東地方でコンピューター関連の会社に３０年勤めた経験を生かし「児童生徒や教員の要望を聞き、楽しみながらＩＣＴを学べるようなイベントなどを企画したい」と意欲を見せていた。（吉野仁士）
