江の川増水時に住民の避難判断の目安にしてもらうため、国土交通省浜田河川国道事務所(浜田市)が、島根県内にある水位観測所5カ所の豪雨時の水位データをまとめた。観測所ごとの水位の上昇や到達時間の参考値を示し、早めの避難に生かしてもらう。
島根、広島両県にまたがる江の川の幹川流路延長は中国地方最長の194キロある。下流部に当たる島根側の住民の一部は、上流部の広島側の水位を見ながら避難時期を判断している。こうした実態を踏まえ、2020年7月豪雨の観測値に基づいて目安をつくり、参考にしてもらうことにした。
上流の尾関山観測所(広島県三次市)の水位が11・03メートルに達した場合、下流の川本(島根県川本町)では3時間50分後に10・63メートル、川平(江津市川平町)では7時間20分後に11・53メートルに上昇し、周辺地域で浸水が発生するなどとした。
島根側の流域4市町(江津市と川本、美郷、邑南の3町)に周知し、住民向け講習会などで活用してもらう。
浜田河川国道事務所の大元誠治副所長は「自分が住む場所だけでなく、上流の状況にも注意を払い、避難の参考にしてもらいたい」と話した。 (福新大雄)













