裏金事件の処分を巡る自民党執行部内の調整はもつれにもつれた。世論が求める実態解明は置き去りにしたまま、9月の総裁選をにらんだ思惑と私怨(しえん)が複雑に交錯。厳正処分と言いながら、岸田文雄首相を対象外とした結論は、身内の論理を優先した国民不在の政治に映る。この間、党内はきしみ、収拾に奔走した首相に...
残り1353文字(全文:1503文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる











