ボクシングの日本ライト級タイトル戦10回戦が9日、後楽園ホール(東京都文京区)であり、同級1位の三代大訓(29)=横浜光ジム、松江市出身=が王者の仲里周磨(27)=オキナワ=に3―0で判定勝ちし、新王者に就いた。
三代は試合巧者ぶりを発揮。防御を固めて2度目の防衛を狙った仲里の威力のあるパンチをしのぎ、得意の左ジャブなどを効果的に当ててポイントを稼いだ。
三代は2017年にプロデビュー。18年6月、島根県出身者で初の東洋太平洋(OPBF)スーパーフェザー級の王者となり、4度防衛を果たした。その後、階級を一つ上げ、ライト級に転向。同級7戦目でベルトを獲得した。通算成績は17戦15勝(4KO)1分け1敗。
(原田准吏)