なぜ鹿島に宍道が? 日本海に面する松江市鹿島町に、宍道湖南岸にある宍道町を冠する「宍道島」がある。宍道町から直線距離で約19キロ離れた鹿島町になぜ宍道と名が付く島があるのか。全国の宍道姓で作る「全国宍道氏会」に所属する歴史研究家の宍道正年さん(76)に宍道島の謎を聞いた。
宍道島は松江市鹿島町手結地区と片句地区の境界にある倉内湾に浮かぶ1850平方メートルほど(バスケットボールコート4面分)の小島だ。

島根で「宍道」で連想するのは宍道湖だろう。続いて松江市宍道町あたりか。戦国時代、金山要害山城(松江市宍道町)と、鳶ケ巣城(出雲市西林木町)を拠点に勢力を伸ばした戦国武将の宍道氏も有名だ。
「土地の名前の由来は、...