小林製薬の「紅こうじ」の成分が入ったサプリメントを摂取した人が健康被害を訴えている問題で、島根県は10日、新たに県内在住の2人から健康被害に関する相談があったと発表した。いずれも既に症状は回復している。県内で健康被害が疑われる事例の報告は計13件となった。
県薬事衛生課によると、50代男性は「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を6カ月摂取し、倦怠(けんたい)感や尿の泡立ちを訴えた。同じ「紅麹コレステヘルプ」を2年9カ月摂取した50代女性は吐き気や嘔吐(おうと)、胃のむかつきを訴えた。現時点で、商品の摂取と相談のあった症状の因果関係は不明だという。(原暁)









