小林製薬の「紅こうじ」の成分が入ったサプリメントを摂取した人が健康被害を訴えている問題で、島根県は9日、新たに県内在住の70代女性から健康被害に関する相談があったと発表した。軽症で医療機関は受診しておらず、既に症状は回復している。県内で健康被害が疑われる事例の報告は計11件となった。
県薬事衛生課によると、女性は「紅麹(べにこうじ)コレステヘルプ」を10日間摂取し、食欲不振や倦怠(けんたい)感、めまいなどを訴えた。現時点で製品の摂取と相談のあった症状との因果関係は不明という。
パッケージが手元になく商品識別番号を確認できていないため、回収対象の製品かどうかは明らかになっていない。
(原暁)













