東西に長い島根県内に点在し、交流が難しかった県内の道の駅が21日、ごいせ仁摩(大田市仁摩町大国)で初めての合同イベントを開く。漬物や総菜など各地の名物やオリジナル商品を持ち寄り、各駅の知名度アップや周遊につなげる。
県内29ある駅でつくる島根県道の駅交流会が主催。コロナ禍では、それぞれの駅がお互いの商品を相互販売して交流を続けてきた。「道の駅の日」(4月22日)に合わせて中国地方の駅が集まるイベントもあったが、距離の問題などで参加できないところもあったため、県内を拠点に新しいイベントを企画した。
今回は16の駅が参加予定で、とんばら(飯南町花栗)がマイタケ汁、本庄(松江市野原町)が桜もちの実演販売を行う。各駅でしか買えない商品も並び、奥出雲おろちループ(奥出雲町八川)のおろち漬け、むいかいち温泉(吉賀町有飯)のやわらか揚げなども楽しめる。
同交流会の安部寿鶴子事務局長は「これまで足が運べなかった道の駅のことを知ってもらう機会にしたい」と話した。
イベントは午前10時~午後4時。売り切れ次第、終了する。雨天決行で荒天中止。(森みずき)