リニューアルしたレストラン=島根県吉賀町柿木、道の駅かきのきむら
リニューアルしたレストラン=島根県吉賀町柿木、道の駅かきのきむら

 【吉賀】島根県吉賀町柿木の道の駅かきのきむらのレストランが、リニューアルオープンした。席数を増やし、人手不足に対応するため運営では自動食券機を導入。2日に報告会があり、新商品のライスパックとスパイスカレーが披露された。

 道の駅は1997年にオープンし、町の指定管理を受けたエポックかきのきむらが運営する。昨年、有機野菜の品ぞろえを充実させるため特産品売り場を改修したのに続き、レストランも改装した。

 4人席のみの32席だったが、1人でも気兼ねなく来店できるようにカウンター席を新設したほか、広々と利用できるようベンチシート席に変え、計40席に増やした。業務効率化のため、キャッシュレス対応の食券機やセルフサービスの給茶機も設置した。町や国の補助金を活用し、総事業費は約725万円。

 報告会は吉賀町柿木の町ふれあい会館であり、施工業者や農産物生産者、商品の製造企業関係者など約20人が出席。改装内容の説明があったほか、町産の米や野菜を使用したライスパック「農飯 玄米・白米」と「かきのきむらのスパイスカレー」を味わった。

 エポックかきのきむらの河野克則社長(62)は「今まで取り逃がしていた客層も取り込み地域活性化の起爆剤になればうれしい」と話した。(藤本ちあき)