28日投開票の衆院3補選のうち唯一、与野党一騎打ちとなった島根1区は、自民党新人の錦織功政候補(55)と、立憲民主党元職の亀井亜紀子候補(58)が激しい戦いを繰り広げている。山陰中央新報社は20、21の両日に電話による情勢調査を実施し、支持政党別の投票先や、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件が投票に与える影響、関心度などについて聞いた。結果を詳報する。(高見維吹、白築昂)

(数字は電話調査に回答した人の中の割合)

 

 投票先の候補者を支持政党別に見ると、自民党支持と答えた人で、錦織候補に投票すると回答したのは6割にとどまり、支持層を固めきれていない。

 また、錦織候補を推薦する公明党の支持層でも半数程度にとどまっており、一定数が亀井候補に流れている。

 立憲民主党の支持層は、9割以上が亀井候補と回答した。共産党、日本維新の会などの支持者にも広く浸透している。

 支持政党なしと答えた人では亀井候補が6割を占め、錦織候補は1割と伸び悩んでいる。

 年代別で見ると、...