事業者に融資することに賛成意見を述べる生徒=米子市橋本、米子高校
事業者に融資することに賛成意見を述べる生徒=米子市橋本、米子高校

 融資について学ぶ授業が1日、米子市橋本の米子高校であった。日本政策金融公庫米子支店の谷口勝秀融資課長(46)ら2人を講師に、1年生147人がビジネスのノウハウを学び、今後の進路に役立てた。

 生徒は融資担当者となり、米子市内にケーキ店を出したい事業者を想定し、500万円を融資するか否かを考えた。この事業者は、米子駅近くの人通りが多くないエリアに出店予定で、借金が300万円あるが、15年間ケーキ作りの技術を磨いてきた。20種類の商品を扱うという。会員制交流サイト(SNS)を活用している。

 生徒は融資に賛成、反対に分かれて稟議(りんぎ)書を作成した。賛成意見は「定期的なイベントを開いたり、SNSで商品をPRしたりできる」と評価し、反対意見では「借金があるのは不安」「店の立地が悪い」と指摘があった。

 谷口課長は「どうすれば事業が成り立つかを考えてもらい、ビジネスに対する当事者意識を持ってほしい」と呼び掛けた。石上海咲(みさき)さん(16)は「上がったアイデアを就職後に生かしたい」と語った。

 授業は通年授業「産業社会と人間」の一環で実施。同公庫が2016年度から講師を務める。(柴田広大)