会場の準備を整え、流れを確認する茶道裏千家淡交会石見支部の会員=浜田市殿町、浜田城資料館
会場の準備を整え、流れを確認する茶道裏千家淡交会石見支部の会員=浜田市殿町、浜田城資料館

 【浜田】大型連休恒例の浜田城山茶会の開催を前に、茶道裏千家淡交会石見支部の会員10人が2日、会場となる浜田城資料館(浜田市殿町)に茶席を設けて来場者を迎える準備をした。

 会場には端午の節句にちなみ、かぶとの形をした釜を用意し、「薫風」の文字と、ちまきを描いた掛け軸を飾った。会員は抹茶と和菓子を出して来場者をもてなす流れも確認した。

 昨年の茶会は2日間で市内外から約280人が訪れた。茶の文化により親しんでもらうため、今年は抹茶のたて方や飲み方を教わる体験コーナーを新たに設ける。

 大田市以西で約170人が所属する石見支部の河上宗弘幹事長(75)は「普段着で気軽に来てもらい、新緑のひとときを楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。

 茶会は3、4の両日午前10時から午後3時。菓子付きの茶券は大人200円、高校生以下100円。資料館は入館無料。

(吉田雅史)