島根県は4日、県立石見海浜公園(浜田市国分町)で3日に目撃されたクマとみられる動物1頭について、現地調査の結果、痕跡は見当たらなかったと発表した。園内に看板を設置し、注意喚起を継続する。

 4日は早朝から浜田市、浜田署、公園の指定管理者が現場付近を調査したが、足跡などの痕跡は見つからなかった。監視カメラでも確認できなかった。

 県都市計画課によると、現場の東側に位置するキャンプ場やケビンは4日現在、約500人が利用。公園の指定管理者は、キャンプ場周辺に注意喚起の立て看板を設置し、今後も園内放送などで定期的に注意喚起する。

 痕跡が見当たらないため、園内の施設を封鎖する予定はないという。

 クマとみられる動物は3日午後4時半ごろ、通行人が公園西側の子ども広場のトイレ付近で目撃した。


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