子羊との触れ合いを楽しむ来場者=出雲市佐田町一窪田
子羊との触れ合いを楽しむ来場者=出雲市佐田町一窪田

 出雲市佐田町一窪田、飯の原農村公園吉栗の郷でこのほど、子羊の誕生祭があり、親子連れなどが餌やりや散歩をして触れ合った。

 吉栗の郷は8匹の羊を飼育し、このうち雌3匹が3月末から4月初めに4匹の子羊を産んだ。順調に成長し、1カ月で体長70センチ程度になり、お披露目された。

 誕生祭では首輪を付けた子羊を連れて芝生の上を歩いたり、小麦やトウモロコシで作った餌を食べさせたりすることができ、子どもたちが挑戦した。

 逃げ出す羊もいたが、子どもたちが優しくなでると、愛くるしい顔で「メエー」と鳴き、喜ばせた。来場者から子羊の名前を募集し、3匹の雄はレオ、サン、ハル、雌1匹はメイに決まった。

 家族4人で訪れた出雲市の今市小4年、高尾颯太君(9)は「羊は初めて触ったけど、毛がふわふわで気持ち良かった」とうれしそうに話した。

 吉栗の郷では19日、羊の毛刈り見学会がある。入場無料。 (佐野卓矢)