【境港】境港市が整備し、2022年7月に開館予定の「市民交流センター」(境港市上道町)のホールに設置する緞帳(どんちょう)のデザインが、ねずみ男や鬼太郎、魚、カニをあしらったデザインに決まった。市民に親しまれる施設になるようデザインを公募し選定。「魚と妖怪の町」にふさわしいユニークな柄になった。
センターは、耐震強度不足に伴い解体した市民会館の跡地に整備。3階建てで800人収容のホールや図書館、会議室や防災品の備蓄室などを設ける。
市は4~5月、市出身の漫画家、故・水木しげるさんが描いた鬼太郎とねずみ男をあしらった上で、境港らしさを感じられる緞帳のデザインを募集。緞帳を製作する4社から計12点の応募があった。
市の松本敏浩教育長や日本画家ら5人が審査し、スミノエ(大阪市)のデザインが最優秀作品に決定。明るい色調が木目調の内装と調和し、躍動感があり、観客に元気を与えてくれる点などが評価された。
緞帳は幅19・8メートル、高さ10・5メートルで、製作費は3200万円。
(園慎太郎)












