交流事業で描いたあんどんの絵を披露する両大学学生=松江市浜乃木7丁目、島根県立大学松江キャンパス
交流事業で描いたあんどんの絵を披露する両大学学生=松江市浜乃木7丁目、島根県立大学松江キャンパス

 松江市浜乃木7丁目、島根県立大松江キャンパスで13、14の両日、同大と南ユタ大(米国・ユタ州)の学生が授業や工作を通して交流した。

 交流は2010年に始まり、12回目。新型コロナにより3回の中止を経て昨年、再開した。南ユタ大で栄養や家族について学ぶ17人の学生が来日した。

 南ユタ大の学生は観光をして、県立大の四つの授業に参加した。授業では両大学の学生が食文化や生活習慣を紹介し、ペアになって会話するなど交流を深めた。

 工作では美術担当教授の指導で、あんどんの絵付けに挑戦した。学生は日本文化や風景など思い思いの図柄を描いた。両大学学生の作品は今秋の松江水燈路(すいとうろ)で飾られる。

 南ユタ大院生のエマ・セガースさん(21)は「県立大の学生との会話で日本をより知ることができた」と笑顔を見せていた。県立大人間文化学部4年、永井亮多さん(21)は「英語を使った交流が難しかった。これを機に英語学習に力を入れたい」と話した。(小豆沢颯太)