上野訓生署長(右)から感謝状を受け取る船田明美さん(中央)と桜井勝美さん=島根県隠岐の島町西町、隠岐の島署
上野訓生署長(右)から感謝状を受け取る船田明美さん(中央)と桜井勝美さん=島根県隠岐の島町西町、隠岐の島署

 隠岐の島署は22日、電子マネーカードを購入しようとした客の詐欺被害を未然に防いだとして、ドラッグストア店員2人に感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは隠岐の島町城北町、薬マツモトキヨシサンテラス店の船田明美さん(53)と桜井勝美さん(53)。2人は4月25日、60代の女性客から「4万円分の電子マネーカードがほしい」と尋ねられた。高齢者が高額なカードを求めるのに違和感を抱き、同署がカードを扱う店舗に配布する特殊詐欺防止のチェックシートを女性に示した。

 女性はパソコンでネットを閲覧中に「ウイルス感染の表示が出た」と明かし、2人は詐欺とみて110番し、被害を防いだ。

 上野訓生署長から感謝状を受けた船田さんと桜井さんは「これからも声かけをして詐欺被害を積極的に防ぎたい」と話した。

(鎌田剛)