NIEチャレンジ校(実践指定校)の津和野中学校(島根県津和野町町田)で27日、1年生対象の新聞教室があった。本格的なNIE活動に入る前に、19人が山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から新聞の特長や読み方の基本を学んだ。
生徒は当日の山陰中央新報を見ながら、記事の見出し、リード(第1段落)、本文に印を付けて、それぞれの役割を確認。記事が大事なことを先に書く「逆三角形」の構成で書かれていることなどを教わった。
1面から見出しとリードに目を通す「朝10分で世の中の動きをつかむ新聞の読み方」も学習。社会の動きを知り、幅広く情報を得て自分の考えを持つことの大切さに理解を深めた。
津和野中には6月から新聞各紙が無償提供され、新聞を活用した学習に取り組む。
岩河内優育(ひなり)さん(12)は「新聞はテレビより詳しく、自分のペースで読むことができると思った。これからは新聞を読んで、ニュースについて考えるきっかけにしたい」と話した。