益田市特産の「益田アムスメロン」の2024年度シーズンの出荷が始まっている。大玉が中心で、糖度は14度以上あり、上々の出来という。
同市飯田町のJAしまね西いわみ地区本部飯田選果場では、スタッフが糖度センサー付きの選果機でサイズごとにより分けられた果実を仕分けて箱詰めしている。
市内ではJAしまね益田メロン部会の54人が計10・6ヘクタールでアムスメロンを栽培し、県内シェアの約8割を占める。大場尚俊部会長は「糖度も良く自信を持って売り込める。甘くて大きいメロンを家族で味わい親戚にも贈ってほしい」と話した。
同地区本部によると今季は2月17日から定植し、3月上旬にかけて気温が低く曇天が多かったため生育が遅れたが、4月以降は気温も上がり順調に推移した。
7月上旬までに7万8千ケースを出荷する計画で、販売額は2億3千万円を目指す。ピーク時の6月中旬には1日当たり4千ケース、20トンを地元や京阪神、広島市場に出す見込み。
(中山竜一)