初出荷されたデラウェアの出来栄えを確かめる検査員=益田市喜阿弥町、喜阿弥ぶどう集荷場
初出荷されたデラウェアの出来栄えを確かめる検査員=益田市喜阿弥町、喜阿弥ぶどう集荷場

 島根ぶどうの主力品種「デラウェア」の出荷が24日、県内トップを切って益田市喜阿弥町の喜阿弥ぶどう集荷場で始まった。出荷作業は6月中旬ごろにピークを迎え、8月上旬ごろまで続く見通し。

 JAしまねによると、今年は1月下旬や3月の降雪で気温が低下し、日照時間が短くなったものの、ハウスを加温して例年通りに生育した。出荷量は880トン、販売金額は12億5800万円を目指している。

 この日は、益田市と出雲市の生産者が、計656キロ(504ケース)を持ち込んだ。検査員が糖度や見栄えを確認後に梱包(こんぽう)され、県内のほか、九州や関西方面などの市場に出荷された。

 大場耕造部会長は「20度以上の糖度で、粒張りが良く、甘くておいしいブドウに仕上がった。食べて笑顔になってもらいたい」と話した。(藤本ちあき)