羊と触れ合う親子=江津市跡市町、跡市ひつじ牧場「紬のまきば」
羊と触れ合う親子=江津市跡市町、跡市ひつじ牧場「紬のまきば」

 羊を飼育している江津市跡市町の跡市ひつじ牧場が近くの「里山子ども園わたぼうし」のプレーパーク内に、羊の観光牧場(600平方メートル)を設けた。2日に記念のイベントがあり、親子ら600人が愛らしい羊をなでたり、様子を間近でじっくり眺めたりしながら楽しんだ。

 市内の別の場所にあった観光牧場を、以前から交流があった同園との共同運営として移転した。羊と人との縁をつむぐことを願って「紬(つむぎ)のまきば」と名付け、羊4頭を飼育する。

 イベントでは看板を掛けた後、親子らが早速、羊をなでたり、餌を与えたりした。親子4人で訪れた同市渡津町の会社員、山藤美香さん(28)は「子どもに気軽に動物と触れ合える場所ができてうれしい」と話した。

 石井裕介牧場長(43)は「羊を身近に感じてもらえる場所にしていきたい」と話し、子ども園の盆子原拓園長(42)は「跡市に足を運ぶきっかけづくりの一つにつなげたい」と願った。

 観賞は無料。触れ合い体験などは有料で事前予約制。問い合わせは石井牧場長、電話090(8372)0174。

(村上栄太郎)