どんちっちアジの干物を使ったパスタを試食し、意見交換する高岩綾子施設長(左)と室■(崎の大が立の下の横棒なし)拡勝社長=江津市江津町、森のレストラン
どんちっちアジの干物を使ったパスタを試食し、意見交換する高岩綾子施設長(左)と室■(崎の大が立の下の横棒なし)拡勝社長=江津市江津町、森のレストラン

 水産加工業の(有)サエキ(浜田市殿町、室﨑拡勝社長)と社会福祉法人いわみ福祉会(浜田市金城町七条、室崎富恵理事長)が連携し、同福祉会が運営する「森のレストラン」(江津市江津町)で干物を使った料理の提供を始めた。パスタの食材として使い、レシピの提案と合わせてPRする。

 第1弾は旬のブランド魚「どんちっちアジ」の一夜干しを使ったトマトソースパスタ。ほぐした身を主役に、トマトベースのソースにナスやシメジなど計6種類の具材を入れて仕上げた。干物のうま味や塩味を際立たせるため、元のレシピと比べてトマトの酸味や追加の塩味を控えめにした。

 価格はいずれも税込みで単品1020円、前菜やフォカッチャ、飲み物付きのランチセットで1240円。どんちっちアジは7月末までの予定で500食を目指す。魚の旬に合わせて3カ月ごとにメニューを入れ替える。今後はピザや一品料理も検討している。

 レストランを管轄する総合福祉施設ミレ青山の高岩綾子施設長(65)は「地元産干物のおいしさが伝わる料理を提供し続けたい」と意気込んだ。