10日午後4時ごろ、松江市東出雲町揖屋の市道を車で走っていた人から「走行中にクマとぶつかった。どこに逃げたのかは分からない」と匿名で通報が松江署にあった。現場から西に約700メートル離れたところに市立出雲郷小学校があり、登校時間帯に教職員が通学路に立って見守り活動を行った。
松江市や松江署によると、クマの可能性がある動物とみられ、大きさは1メートル程度という。出雲郷小は10日夕、注意喚起のメールを保護者に送信。11日朝は通学路で教員が見守り、現場周辺をパトロールした。下校時には現場付近に住む児童に教員が付き添った。
市は、連絡を受けて市職員と市猟友会員で現場周辺を調査。道路沿いのフェンスを越えた先の草むらで、動物が踏み倒した痕跡があったという。(新藤正春)












