倉吉市産タカミメロンの2024年産の査定会が11日、同市内であった。24年産は寒暖差のある気温推移が好影響し、平均糖度が16・6度と近年では最高水準の仕上がりとなった。7月上旬まで鳥取県や大阪府内の市場に前年比0・1%増の35トンを出荷し、販売額は5・7%減の1800万円を見込んでいる。
甘みが強く果汁が多い青肉ネットメロンの品種。日持ちが良く、贈答品にも向くという。24年産は前年より1戸少ない17戸が前年と同じ1・65ヘクタールで栽培し、4日に出荷を始めた。
先行する市産プリンスメロンの売れ行きが好調で、タカミメロンにも期待が高まる。JA鳥取中央倉吉メロン生産部の佐々木敬敏部長は「倉吉のメロンはどれもうまいと言われるように、管理をお願いしたい」と、糖度を十分に見極めて収穫するよう生産者に呼びかけた。
(桝井映志)