救命方法を学ぶ参加者ら=松江市北陵町、テクノアークしまね
救命方法を学ぶ参加者ら=松江市北陵町、テクノアークしまね

 松江市内の可燃ごみ収集を受託する松江環境整備事業協同組合がこのほど、同市北陵町、テクノアークしまねで組合員向けに救命講習を開き、心肺蘇生法や自動体外式除細動器(AED)の使い方などを学んだ。収集で市内全域を周回する業務の特徴を生かし、緊急時に市民の命を守ろうと企画した。

 協同組合の8社から38人が参加。松江市消防本部の職員を講師役に座学と実技の両面で理解を深めた。実技では人形を使い、胸骨圧迫を体験。意識や呼吸の確認などの後、胸部が5センチほど沈む強さで1分間に100回程度押し込んだ。AEDの操作も学んだ。

 田中美恵子理事長は「人命を守るための基礎知識を備えておけば、いざというときに迅速に対応できる」と話した。

(新藤正春)