7月発行の新千円札の裏面には、江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎の「富嶽三十六景(神奈川沖浪裏)」がデザインされている。絵柄の波は、北斎が何度も取り組んだ画題だ。山あいの街、長野県小布施町には、その表現の極致とも言われる晩年の大作が残る。

 長野電鉄小布施駅から...