出雲市大社町杵築南、大社小学校の体育館で28日、ジャパンラグビーリーグワン1部の埼玉パナソニックワイルドナイツ選手らによるラグビー教室が開かれた。3年生40人がパスやタグラグビーの練習を通じて、体を動かす楽しさを学んだ。
ワイルドナイツは埼玉県熊谷市に本拠地を置き、日本選手権で6回優勝、トップリーグでは5回の優勝を誇る。リーグワン2023~24シーズンは準優勝した。教室ではフルバック・ウイングの野口竜司選手(28)、プロップの平野翔平選手(30)、チームOBの酒井教全さん(35)が指導した。
選手らは児童に「投げる方は相手をよく見て、受け取る側も投げ手がパスを出しやすいように手を出して」と助言し、パスを回す練習をした。タグを取られないように走ったり、選手からロングパスをキャッチしたりする体験もあった。
野口選手からロングパスを受けた藤間岳さん(8)は「パスが強くてびっくりした。ラグビーの試合を見てみたいと思った」と楽しんだ様子だった。野口選手は「ラグビーを好きになってもらうだけでなく、いろいろなスポーツに挑戦してほしい」と話した。
教室は出雲市と山陰パナソニック(出雲市渡橋町)などの連携協定に基づき開催した。(黒沢悠太)