任期満了に伴う境港市長選が30日告示され、立候補を届け出た無所属現職の伊達憲太郎氏(65)=1期=が無投票で再選した。無投票当選は2012年以来12年ぶりとなる。
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伊達氏は午前9時から、同市竹内町の選挙事務所前で出陣式を行い、推薦した自民党鳥取県連や連合鳥取の関係者、県西部の町村長ら約350人を前に第一声。共生をテーマの一つに掲げた1期目を振り返りながら「まだ道半ばだ」と述べ、「小中学校の再編、市庁舎の建て替え、地域公共交通の構築など山積する課題に対応したい」と訴えた。
その後、市内を遊説。他に届け出はなく、午後5時に再選が決まり、選挙事務所前で報告会を開いて支持者とともに喜んだ。
2期目の任期は7月25日から4年間。
(松本稔史)
伊達憲太郎(だて・けんたろう)氏
元境港市職員。1981年に同市に採用され、市民生活、総務などの各部長を歴任し2019年に退職。20年7月の同市長選で初当選。鳥取県セーリング連盟顧問。同市竹内町。大阪市立大卒。
全身全霊まい進
伊達憲太郎氏の話 重責を感じ、...