石飛厚志市長(右)から表彰状を受け取る市民活動団体の関係者=雲南市木次町里方、市役所
石飛厚志市長(右)から表彰状を受け取る市民活動団体の関係者=雲南市木次町里方、市役所

 雲南市の市制施行20周年に合わせ、市は6月30日、市内で「市民活動奨励賞」の表彰式を行った。地域づくり活動に取り組む5団体に賞状を渡し、活動をたたえた。

 今春に候補団体を自薦・他薦で公募。応募のあった5団体を市が審査し、決定した。

 受賞したのは、人権研修や環境学習に取り組む「雲南市の女性の集い」▽ホタルの幼虫放流や城名樋(きなひ)山のライトアップ事業を行う斐伊地域の「城名樋会」▽古民家で農家レストランを営む日登地区の「田舎料理かやぶき」▽地域活性化イベントに取り組む中野地区の「中野貢献隊×中野神楽保存会」▽地域外の人と田んぼの草刈りを行い、米作りと農村の景観を守る宇山集落の「里山照らし隊」。

 市役所であった表彰式で、石飛厚志市長が「市民が主役のまちづくりの推進に大きく寄与した」と功績をたたえ、受賞団体の関係者に表彰状を手渡した。

 続いて受賞団体の事例発表会があった。島根大法文学部の毎熊浩一教授が進行し、地域自主組織の関係者ら約40人が、地域外の人を巻き込んだ担い手確保や地域資源を生かした取り組みの大切さを学んだ。

(福間崇広)