手作りのろうそくを松本広志さん(左手前)らに手渡す児童=雲南市大東町北村、海潮小学校
手作りのろうそくを松本広志さん(左手前)らに手渡す児童=雲南市大東町北村、海潮小学校

 雲南市大東町北村、海潮小学校の3、4年生11人が13日、ホタル見物客の足元を照らす手作りのろうそくを校区内の小河内自治会に贈った。島根県内有数のゲンジボタルの生息地・赤川の川沿い約700メートルに配置する竹製の灯籠に入れて使用する。

 小河内は赤川の源流にある地区で、毎年多くの人がホタル観賞に訪れる。

 児童は6月上旬、ホタルの種類や生態を「赤川ほたる保存会」の運営委員を務める松本広志さん(75)と石原正司さん(65)から学んだ。感謝の気持ちを込めて、廃油が原料のろうそくを手作りした。

 海潮小であった贈呈式で、運営委員の2人にろうそく86個とお礼の手紙を手渡した。3年の高島史弥(ふみや)さん(8)は「ホタルをたくさんの人が見ることができるように、ろうそくを使ってほしい」と話した。

 ろうそくの点灯は15、16の両日の夜を予定する。(山本泰平)