島根県は9日、県内で新型コロナウイルスのデルタ株疑いの感染者が2例確認されたと発表した。インドで最初に確認され、感染力が強い変異株で現在、世界中で猛威を振るっている。県内での確認は初めて。

 県保健環境科学研究所が、5月18日以降に県内で確認された感染者の22検体を検査した。どの症例かは明らかにしていない。今後、研究所でゲノム解析を行い、株の種類を確定させる。

 鳥取県では6月29日に県東部の滞在施設でデルタ株疑いのクラスター(感染者集団)が確認されている。 (広木優弥)