島根県と松江市は9日、4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。松江、出雲両市在住の各2人で年代、性別は本人の同意がなく非公表。松江の1人は発症2週間前以降、私用で感染拡大地域を訪れていた。出雲の2人は8日に発表された感染者の関連でPCR検査を受け、陽性だった。県内の感染者は計560人になった。
松江の2人は同居しており、5日に倦怠(けんたい)感などの症状が出た。ともに37度台の発熱があった8日に市内の医療機関を受診し、検査で陽性が判明した。これまでの感染者との関連はない。2人とも中等症。出雲の2人のうち1人は2日に発熱し、その後熱が下がった。もう1人は無症状。ともに県外移動歴はない。
4人とも接触者は特定できているという。
また、東京都などへの緊急事態宣言発令に伴い、島根県は9日、発令地域やまん延防止等重点措置の対象地域となった6都府県との不要不急の往来自粛を県民に求めた。
対象は、新たに緊急事態宣言の対象となった東京都に加え、宣言が延長された沖縄県、まん延防止等重点措置が延長された埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府。要請期間はいずれも8月22日まで。