JR西日本中国統括本部は16日、山陰線で大雨に伴って徐行運転すべき区間を通常速度で運転したと発表した。乗客約20人にけがはなかった。

 同本部によると、速度超過したのは、米子駅発新山口駅行きの特急スーパーおき1号(3両編成)。15日午前9時半ごろ、浜田-西浜田駅間で徐行運転(時速25キロ以下)すべきところ、時速84キロで走行した。運転士が徐行区間を認識していなかった。対向列車が徐行しているのに気付いて停車し、米子指令所に報告した。

 JR西日本中国統括本部の担当者は「お客さまに不安を与えてしまい、誠に申し訳ない。基本動作を再徹底し、再発防止に努める」とコメントした。(小引久実)