清流の沢登りを体験する参加者=島根県美郷町九日市、沢谷川
清流の沢登りを体験する参加者=島根県美郷町九日市、沢谷川

 沢登り体験イベント「沢谷シャワークライミング」が4日、島根県美郷町沢谷地区の沢谷川であった。松江市や益田市、広島市などから参加した家族連れら22人が流れに身を任せて滑り降りたり、深みに飛び込んだりして夏の清流を満喫した。

 参加者は、流れに逆らいながら上流を目指す約800メートルのコースを歩いた。流れに負けないよう足を踏ん張って進み、足の届かない深い場所は泳いだ。川岸から深みに飛び込んだり、ウオータースライダーのように岩肌を滑り降りたりして自然のアトラクションを堪能した。

 家族5人で参加した出雲市立四絡小学校3年の伊藤碧志さん(8)は「流れが速い場所があって大変だったけど、水が冷たくて気持ちよかった。川を滑り降りるのが楽しかった」と話した。

 イベントは元町地域おこし協力隊で町内在住の長野陽介さん(35)が発案し、国立三瓶青少年交流の家や地区住民の協力で2015年から開いている。

(佐伯学)