清流を生かした沢登り体験イベント「沢谷シャワークライミング」が6日、島根県美郷町沢谷地区の沢谷川であった。県内や広島、山口両県から参加した家族連れなど17人が深みに飛び込んだり、流れに身を任せて滑り降りたりしながら冒険を楽しんだ。
参加者はスタッフの誘導で、木漏れ日が差し込む800メートルのコースを上流に向かって歩いた。コケで滑らないよう足を踏ん張って岩場を乗り越え、流れの急な場所はロープを伝って進んだ。深みでは川岸から元気よく飛び込み、流れに身を任せるところはウオータースライダー気分。夏の清流を満喫した後は、沢谷交流センターでアユの塩焼きやおにぎりに舌鼓を打った。
家族3人で参加した出雲市立塩冶小学校4年、大嶋啓斗君(9)は「水が冷たくて気持ち良かった。高いところから飛び込むのが楽しかった」と話した。
イベントは元町地域おこし協力隊で町内在住の長野陽介さん(34)が発案し、国立三瓶青少年交流の家や地区住民の協力で2015年から開催している。(佐伯学)