後輩たちから祝福を受ける出雲高弓道部の選手たち=出雲市駅北町、JR出雲市駅
後輩たちから祝福を受ける出雲高弓道部の選手たち=出雲市駅北町、JR出雲市駅

 長崎県であった全国高校総合体育大会(インターハイ)の弓道女子団体で初優勝を果たした出雲高校の選手が7日、帰郷し、JR出雲市駅で、後輩や学校関係者の祝福を受けた。涙を流す選手もおり、喜びに包まれた。

 同部は6日、決勝トーナメント準々決勝で競射の末に勝ち抜くと、一気に勢いに乗り、準決勝と決勝も安定した射で、文字通り頂点を射止めた。

 駅では「祝 優勝」と書かれた横断幕を弓道部の後輩らが掲げ、選手7人が改札を出ると、集まった約30人が「おめでとう」と声を張り上げた。

 選手が予期していなかったサプライズに、主将の高橋心優さん(18)は目頭を押さえ「こんなに祝ってもらえて今初めて優勝を実感できた。みんな大好き」と話した。

 選手たちは出雲市今市町の学校に移動し、報告会で村松洋子校長は「あいさつや掃除もしっかりし、みんなに応援してもらえるチームになった。大舞台で、精進の成果を発揮した皆さんに心から敬意を表したい」と快挙をたたえ、集まった生徒ら約50人から盛大な拍手が送られた。 (佐野卓矢)