超高齢社会が進み2050年には、全世帯の2割が65歳以上の1人暮らしになると推計される。自分が死んだ後のことを誰にも頼めない、身寄りのない高齢者が増えている。誰にもみとられずに自宅で亡くなる孤独死も増加するだろう。

 人と人との関係が薄れる「無縁社会」にどう対応するのか。自治体側の模索が始まっている。

 高齢者の入居調整

 「私たちは高齢者の住まいの確保から始めました。その後、ニーズが拡大してきた終活・死後事務...