岸田文雄首相が14日、自民党総裁選への不出馬を表明したのを受け「ポスト岸田」候補は総裁選への準備を加速させる。ただ、多くの派閥が解散方針を決めて求心力を失う中、立候補に必要な推薦人20人の確保は容易でない。「政治とカネ」問題への対応や、次期衆院選に向けた「選挙の顔」としての資質も求められる。来月の投開票を控え、現時点では本命候補不在だ。
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