親子向けに無料開放している米子マンガミュージアム=米子市角盤町1丁目
親子向けに無料開放している米子マンガミュージアム=米子市角盤町1丁目

 夏休みを親子で過ごしてもらおうと、米子市は同市角盤町1丁目の複合喫茶「米子マンガミュージアム」を期間限定で無料開放している。漫画を通じて共通の話題づくりやコミュニケーションを図ってもらう。

 猛暑による気温の上昇や雨天時に市内で遊ぶ場所が少ないと市民から要望があり、市がミュージアムの活用を考案した。ミュージアムは約20万冊の漫画を所蔵するほか、期間中は子ども向けの絵本や図鑑も用意。キッズスペースやボードゲームも楽しめる。

 対象になるのは米子市内の中学生以下の子どもと3親等以内の保護者で、子どもだけでは利用できない。子ども1人につき保護者2人までとし、子どもが同市在住であれば保護者は市外在住でも対象に含まれる。

 1回当たり午前10時から午後5時まで3時間分利用できる。期間は小中学校の夏休みが8月29日まで、冬休みは12月24日から1月8日まで、春休みの3月8日から同31日まで。子どもは期間中に何度でも利用できるが、保護者は期間中に1人当たり5回まで。

 伊木隆司市長は「親子で日本の漫画のすばらしさに触れてもらい、子どもの健全育成にもつながれば良い」と利用を呼びかける。

 (中島諒)